鈴鹿の椿大神社 手触れずに魚をさばく 古式に習い五穀豊穣祈願 三重

【「長命之鯉」の包丁儀式を奉納する武田さん=鈴鹿市山本町の椿大神社で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市山本町の椿大神社(山本行恭宮司)で1日、第12回「四條流包丁儀式」があった。愛知県半田市の四條流包丁儀式保存会(入口柏修四條流第16代家元)の会員7人が、古式にのっとり魚に手を触れずに真魚箸(まなばし)と包丁刀だけで魚をさばき、五穀豊穣を願って神前に奉納した。

包丁儀式は、日本王朝時代からの伝統的な儀式。四條流は、四條中納言が包丁でコイを料理して賓客をもてなした時の切形から由来し、切り方は代表的なコイが42手、タイは9手あるという。

雅楽が流れる中、式題「筒斬之鯉」は武藤柏藤さん、「長命之鯉」は準師範の武田柏勇さんが庖丁人を務めた。いずれも体長約45センチのコイを烏帽子、直垂姿で鮮やかにさばき、まな板の上に飾り付けた。入口家元が一連の所作を解説した。

参拝者らは、優雅で巧みな包丁さばきに感嘆しながら見入っていた。