アユ投げ1年の運勢占う 大紀町でおんべまつり 三重

【岩穴めがけて生きたアユを投げる参加者ら=大紀町滝原で】

【度会郡】豊漁豊作や水難の無事を祈願し、生きたアユを岩穴に投げ入れて1年の運勢を占う神事「おんべまつり」(同まつり実行委員会主催)が1日、三重県大紀町滝原の水戸神神社周辺であった。

2千年以上前から伝わっており、一時途絶えた時期もあったが昭和56年に同まつりとして復活。名前の由来は、神様への供え物「御贄(おんにえ)」がなまって「おんべ」になったと言われている。アユが岩穴に直接入れば大吉、岩に当たって入った時は中吉、穴に入らなければ小吉と判定する。

この日は同神社で神事が営まれ、祝詞奏上や参加者らが玉串をささげた後、アユ占いが行われた。

谷口友見町長ら関係者12人が、川岸から7メートルほど離れた直径約80センチの岩穴めがけて順番にアユを投げ、今月から1年間の運勢を月別に占った。7月に大吉が出ると見物客らが拍手をして喜んでいた。

奥山修次代表(65)は「おんべまつりは日本でここだけしかやっていないまつり。足を運んで実際に見てもらいたい」と話していた。