警部補を強制わいせつ容疑で書類送検 三重県警、停職6カ月の懲戒処分

【伊勢】三重県伊勢市内のバーで経営者の女性に胸を触るなどのわいせつな行為をしたとして、県警捜査一課は29日、強制わいせつの疑いで、伊勢署刑事一課の男性警部補(36)を津地検に書類送検し、同日付で停職6月の懲戒処分にしたと発表した。

送検容疑は5月6日未明、市内のバーで、同店を経営する40代の女性を横に座らせ、無理やり口にキスをしたり、胸を触ったりした疑い。当時、店にいたのは2人だけだった。

男性警部補は県警の聞き取りに「組織に迷惑を掛けた」と話したが、依願退職などはしていないという。県警は男性警部補の認否を明らかにしていないが、男性警部補はこれまでの取材に「体を触ったことは事実だが、無理やりではなかった」と容疑を一部否認している。

小松雅和首席監察官は「県民を守るべき立場の警察官が、このような行為に及んだことは誠に遺憾。被害者と県民に深くおわびする。再発防止と信頼回復に努める」とコメントした。県警監察課は地検の処分を待たずに男性警部補の処分を決めた理由について「判明した事実関係に基づいて処分した」としている。

女性は取材に対し、男性警部補への処分について「非常に甘い処分で怒りを通り越して残念。警察自体を信じられない。強制わいせつをして警察官を続けられるなんて信じられない」と話した。

女性は先月9日、同署に被害届を出したが、男性警部補側の求めに応じて示談。同月下旬に被害届を取り下げた。6月中旬、男性警部補側から示談の取り消しを求められたが「これ以上関わりたくない」として応じなかったという。