
【鈴鹿】三重県の鈴鹿市教委は26日、同市三日市南の市立飯野小学校(吉川佳男校長、638人)と同市岡田一丁目の市立牧田小学校(大川紀子校長、420人)で、給食の切り干し大根のサラダから、野菜洗浄用スポンジの一部がそれぞれ1点ずつ見つかったと発表した。食前に気付いたため、児童らに健康被害はなかった。
同市教委によると、飯野小では幅約0・3センチ、長さ約3センチ、牧田小では幅約0・8センチ、長さ約1センチの大きさのスポンジ片を児童が見つけ、担任に報告した。
いずれも、同市岡田町の市学校給食センターで調理。幼稚園三園、小学校12校に約5千食を提供しているが、他校から同様の報告はなかったという。
その後の原因調査で、サラダのキュウリを洗うために使用したスポンジの毛玉部分ということが判明。調理作業中に混入したと見られる。4個のスポンジで72キロのキュウリを洗ったが、混入した一部が同一スポンジのものかは特定できなかった。
今後の対策として、使用するスポンジの材質や使用期間の見直しをする。