名張市議会が定数削減 2減18に、52年ぶり 条例改正案可決 三重

【議員定数を2減の18とする条例改正案を賛成多数で可決した名張市議会6月定例会=名張市議会議場で】

【名張】三重県の名張市議会(定数20、欠員1)は26日の6月定例会本会議で、議員定数を2減の18とする条例改正案を賛成多数で可決した。任期満了(8月30日)に伴う次期市議選(8月19日告示、26日投開票)から適用する。定数の削減は24から20に4減して選挙を実施した昭和41年8月以来、52年ぶり。

条例改正案は、市の厳しい財政事情や定数削減を求める住民の声を受け、超党派の13人が連名で提出。議長を除く18人が採決に参加し、15人が賛成、共産党2人と会派に属さない議員1人の計3人が反対した。

浦崎陽介議員(改新)は賛成討論で「市が財政非常事態宣言を発令し、市民には超過課税をお願いした。議会も身を切っていかなければならない」と主張。その上で「今回は条例改正案に賛成するが、議員報酬の削減についても議論すべき」と注文を付けた。

一方、田北利治議員(共産党)は反対討論で「議会は地域の多様な民意を取り上げ、福祉を向上させなければならない」と強調。「定数20は民意を反映させるために最低限度必要な人数と考える。『身を切る』と言うが、切られるのは市民の声だ」と訴えた。

定数削減をめぐっては、福田博行議長が昨年10月の議長選で定数の見直しを提起。議会改革特別委を設置し、議員報酬の削減とともに議論した。6議員が3月定例会で定数を2減する条例改正案を提出したが、賛成少数で否決された。