尾鷲市議会 矢ノ川上流・木材ヤード中止の陳情採択 漁業者ら水源保護求める 三重

【矢ノ川上流の木材流通ストックヤード予定地=4月13日撮影、尾鷲市南浦で】

【尾鷲】三重県の尾鷲市議会6月定例会は21日、本会議を開き、6議案を可決し、閉会した。「矢ノ川上水道水源上流での土砂搬入計画(ストックヤード整備)事業の中止を強く求める陳情」を全会一致で採択した。

陳情書は同日の行政常任委員会に付託し審議した。議員らから「命の水である水道水源を守るため断固反対」「水源の上流であるため陳情は妥当」などの声が上がった。

漁業者4団体は13日、同市南浦の矢ノ川上流に木材などを集積する木材流通ストックヤードを整備する事業計画に対し、中止を要望する陳情書を市と市議会に提出した。

陳情書は「土砂搬入計画は全市民の生活飲料水を汚し、尾鷲湾の漁業の存廃、漁業者の生活環境に悪影響を及ぼす」としている。

市水道水源保護審議会会長の宮岡邦任三重大学教授と事務局の市水道部の担当者は2回目の審議会に向け、事業者から提出された施工方法や市外から搬入される土の安全性を精査している。審議会の答申を踏まえ、加藤千速市長が建設の可否を決定する。