伊賀市議長 中岡市議に辞職勧告 バス転回場賃貸借問題で 三重

【伊賀】三重県伊賀市が近鉄伊賀神戸駅近くに設けたバス転回場を巡る問題で、親族が役員の会社と市の賃貸借契約に関与したとして、岩田佐俊市議会議長は21日、中岡久徳市議(70)に辞職を勧告した。

市議会事務局によると、岩田議長がこの日、中岡市議を議長室に招いて「辞職勧告を行う」と明記した書類を手渡した。中岡市議は書類を受け取った後、岩田議長に何も告げずに退室したという。

問題を巡っては、市議会政治倫理審査会(政倫審)が19日、中岡市議への措置は「辞職勧告が相当」とする報告書を岩田議長に提出した。岩田議長は政倫審の判断を踏まえて勧告を決めた。

政倫審の報告書は、市幹部が「金額、期間、面積の交渉は全て中岡市議を通じて行っていた」と証言したことなどから、中岡市議の関与を認定。市議会議員政治倫理条例に違反すると結論付けた。

政倫審は4月から5回にわたって開催。中岡市議は「条例が禁止する関与には当たらない」として政倫審からの出席要請を断っていたが、6月5日の審査会には出席し、契約への関与を否定していた。