被災時の情報伝達しっかり 鈴鹿大規模災害対応団 14人が無線実習訓練 三重

【デジタル簡易無線機の使い方を学ぶ大規模災害対応団員ら=鈴鹿市飯野寺家町の市消防本部で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市消防団の一員として、4月から大規模災害時に限定して活動することになった大規模災害対応団員の無線実習訓練が19日夜、同市飯野寺家町の市消防本部であり、参加した14人が災害時の情報収集伝達に必要な知識や技術を学んだ。

同団員は災害ボランティアバイクチーム「ライド・エイド」の有志18人で構成。発災時にバイクを使って迅速に被災地域の被害状況を消防本部に伝達するのが任務。

ライド・エイドはバイクの特性と高度な技術を生かした地域社会貢献を目的に、市内のモリワキエンジニアリング、森脇南海子専務の呼びかけで昨年6月に結成した。現在はトライアル全日本チャンピオンの小川友幸選手(41)など、市内を中心とした20―60代のトップライダーを含めた19人が所属する。

この日は団員14人が参加。消防本部の阿部太情報司令課長が「災害発生の初期活動で情報を収集し、災害活動につなげていくことが最も重要」「消防本部の活動方針を決定するための重要な情報になる」など任務の重要性について説明。

中央消防署の杉本光芳統括指揮監はデジタル簡易無線機の機能を解説し、参加者らが実際に通話して使い方を身につけた。小川選手は「トライアルプロライダーとして何かの役に立てればと思い、必死に訓練している。いざというときのためにしっかり準備を進めたい」と話していた。

杉本統括指揮監は「バイクの機動性などを最大限に活用した発災時の初期対応に期待している」と話した。