社会問題、新聞使い研究 津高生、班別にプレゼン 三重

【新聞記事を基にしたまとめを発表する生徒=津市新町の県立津高校で】

【津】新聞を活用した学習発表会が20日、三重県津市新町の県立津高校であり、興味ある記事から掘り下げた課題を班別に発表した。

同校は昨年度から「NIE実践校」の指定を受け新聞7紙を授業に活用している。1年生の「家庭基礎」では5月初旬から全8時間、家庭生活に関する記事を基に班を編成し課題を掘り下げてきた。

1年2組では40人の8班が成果を発表。食料自給率、母子手帳、介護、防災など基にした記事と設定したテーマ、気づきや課題などを手書きでまとめ、スクリーンで説明した。

バングラデシュの縫製工場が倒壊し働いていた千人が死亡した背景を追った記事を取り上げた班は「服の安さに重きを置くあまり低賃金で途上国の貧困につながっている」と指摘。

適正な価格で取り引きする「フェアトレード」の認知度をグラフで示し、「服の細かい表示にも目を向け商品への関心を高めるべき」とまとめた。

坂井隆斗君(15)は「新聞は要点がまとめられていてテレビやインターネットとは違う情報があると思った」と感想を述べた。担当の赤塚美鈴教諭(56)は授業での活用について「活字を追うことで違う記事に焦点が合う。教科書にない新しい言葉を学ぶ機会にもなる」と意義を話した。