「トマト黄化病」 北勢地域で確認 三重県内で初めて

三重県は20日、ウイルスによってトマトの葉が変色する「トマト黄化病」が、北勢地域の農家で確認されたと発表した。県内でトマト黄化病が確認されるのは初めて。ウィルスを媒介する虫の侵入をネットで防ぐなど、農家に対策を呼び掛けている。

県病害虫防除所によると、農家を巡回している県職員が昨年12月下旬、トマト黄化病と疑われる株を見つけたことをきっかけに発覚。国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」に調査を依頼したところ、トマト黄化病と確認された。

トマト黄化病は、ウイルスに感染したコナジラミ類を介して伝染する。症状が進むと葉全体が黄色になり、トマトの生育や収穫に影響する恐れもあるという。人体に影響はない。平成20年に栃木県で発生し、これまでに19都県で確認されている。

県は発病した株を抜き取って適切に処分するよう、農協などを通じて県内の農家に要請。ウイルスを媒介するタバココナジラミやオンシツコナジラミを侵入させないよう生産現場を防虫ネットで覆い、発見した場合は薬剤で防除することなどを呼び掛けている。