伊勢市 ブロック塀を緊急点検へ 撤去に補助金 地震で女児死亡受け 三重

【大阪北部地震を受け、定例記者会見でブロック塀などの緊急点検を実施する考えを示す鈴木市長=市役所で】

【伊勢】大阪北部地震で小学校4年の女児(9つ)などが倒壊したブロック塀の下敷きになって死亡したことを受け、三重県伊勢市の鈴木健一市長は19日の定例記者会見で、ブロック塀などの安全性を確認する緊急点検を早期に実施する考えを示した。市ではブロック塀を撤去するための補助制度を設けており、活用に向けて周知にも努める。

市は平成25年度に同制度を設けた。道に面している高さ1メートル以上のブロック塀を対象に8万円を上限とし、撤去費用を補助している。昨年度は9件の利用があったが、鈴木市長は「塀が崩れると避難経路がなくなる恐れもある。改めて制度の周知を図りたい」と話した。

実数は不明だが、持ち主不明のブロック塀もあり、市が点検で危険と判断しても撤去するのが難しいケースが考えられるという。鈴木市長はこうしたブロック塀に対し「通学路や沿岸部の津波避難経路など、優先順位を設けて安全性を点検していき、必要なら撤去も検討していく」と語った。

緊急点検で調べる施設の数や時期は未定。鈴木市長は市の公共施設以外でも、観光客の往来が盛んなJR伊勢市駅前にある鳥居などについても「安全確認をしていけたら」と述べた。