三重県 看護師・助産師の人数誤る 委託業者誤入力、県の伝達漏れ

三重県は18日、県内で勤務している看護師や助産師の集計に誤りがあったと発表した。誤ったデータは厚生労働省がまとめた全国の集計結果にも反映されていた。委託業者による集計のミスなどが理由といい、県は「職員による確認を徹底する」としている。

県によると、誤りがあったのは、平成28年中に県内で従事していた看護師、准看護師、保健師、助産師の人数。看護師の人数は1万6259人とすべきところを約500人少ない1万5703人としていた。保健師は実際よりも7人多かった。

桑名保健所が4月に「集計に不自然な点がある」と県に指摘したのをきっかけに発覚。委託業者が受け取った書類をデータに入力する際に作業を誤ったほか、県が医療機関などから電子メールで受け取った書類を委託業者に送信する作業に漏れがあったという。

誤った集計は厚労省の「衛生行政報告例」に盛り込まれ、人口10万人に対する看護師らの人数や、全国順位にも誤った数値が反映された。県は厚労省に誤りを報告したが、厚労省は「全体の傾向を変えるほどではない」とし、行政報告例を修正しないという。

県は確認の際、業者の集計結果と元のデータを見比べていなかった。30年分の集計から、電子メールでの受け付けを取りやめる方針。県地域医療推進課は「委託業者の集計結果を十分に確認できていなかった。おわびして訂正する」としている。