事業承継で資金融資 日本公庫四日市支店、東京サントクに活性化支援 三重

日本政策金融公庫四日市支店(有田哲二支店長)は15日、員弁郡東員町の「東京サントク」(橋本忠之社長)に事業承継・集約・活性化支援資金を融資したと発表した。

同資金は、中期的な事業承継(同一事業体での経営者変更で、貸付後おおむね5年以内に事業承継実施が見込まれるもの)を計画し、現経営者が後継者(候補者含む)とともに事業承継計画を策定しているものなどが貸付対象になる。

「東京サントク」は、業務用ガスバーナー一筋の会社。飲食業界などのニーズを先取りし、業務用で初のバーナーヘッド方式採用の「ユニバーサルコンロ」「フラッシュバーナー」など各種製品を研究・開発してきた。販売先は全国で900社以上に上る。

同社は、事業承継に向けて従業員の新規雇用や教育などの計画を実施するために必要な運転資金として、同資金を利用した。3年以内を目安に次男の橋本公二郎専務に承継する計画で、昨年9月には従来から工場があった東員町に、東京都から本社を移転した。

中小企業経営の後継者不足は深刻さを増しており、同公庫では引き続き、国の政策に則った特別貸付を通じ、地域社会の課題解決などに貢献していくとしている。