ストックヤード中止を 尾鷲漁協など市に陳情書 三重

【尾鷲】三重県尾鷲市の矢ノ川上流に木材などを集積する木材流通ストックヤードを整備する事業計画が持ち上がり、川が汚染される可能性を問題視した尾鷲漁協や県漁連など漁業者4団体の6人が13日、市役所を訪れ、計画中止を要望する陳情書を加藤千速市長と同市議会の三鬼孝之議長に提出した。

ストックヤード整備事業は、30カ所の工事現場から出る建設汚泥を事業者が改良して関東地方から運び込み、谷を埋め立てて用地を造成する計画という。

3月に計画地の山林所有者が市水道部に対象事業協議書を提出。水道水源保護条例で定める水道水源保護地域にあるため市水道水源保護審議会は土質など水道水源に及ぼす影響について審査してる。

尾鷲漁協の長野規一組合長(78)は「土砂搬入計画は、全市民の生活飲料水を汚し、尾鷲湾の漁業の存廃、漁業者の生活環境に悪影響を及ぼす」とする陳情書を手渡した。

加藤市長は「市民の命の水である水道水源の水質保全に努めなければならないという認識は持っている。陳情書は貴重な意見としてお預かりする」と述べた。