定数議論「第三者機関に」 三重県議会議長会見 代表者会議に提案へ

【就任後初の定例記者会見に臨む前田議長=三重県議会議事堂で】

前田剛志三重県議会議長は8日、就任後初の定例記者会見に臨んだ。議長選の所信表明で掲げた議員定数のあり方を検討する第三者機関の設置を、今月中にも開かれる予定の代表者会議に提案すると説明。定数のあり方について「議会で議論を重ねても平行だった。第三者の意見を頂きたい」と述べ、あらためて第三者機関の設置に意欲を示した。

議員定数を巡っては、選挙区調査特別委員会が平成28年5月から約1年半にわたって議論したが、委員間の意見が対立して結論を出せなかった。議員の一部からは「議員のことを議員が決められない」などと、第三者機関の設置を求める声も上がっていた。

代表者会議で設置が了承されれば、県議会本会議での採決を経て決まる見通し。ただ、議会内には「議会のことは議会で決めるべき」「次期県議選の後に検討すれば良いこと」などと、第三者機関の設置に否定的な声もあるため、設置の可否は流動的だ。

前田議長は会見で、年度内にも第三者機関から定数や選挙区に対する検討結果を受け取り、5年後に予定される次々回の県議選に検討結果を反映させる考えを示した。合わせて議会経費の削減に向けた検討も代表者会議に提案することも明らかにした。

また、定数増に反対する市議ら3人が県議会に提出した定数の見直しを求める請願については「これから議会運営委員会や常任委員会で慎重に審議されると思っている。議会の審議を見守りたいので、個人的な見解は回答を差し控えたい」と述べるにとどめた。