
【亀山】三重県の亀山市消防本部関分署は7日、同市加太板屋の市立加太小学校で、5、6年生計12人を対象に「ジュニア救命士育成事業」を開き、参加した児童にジュニア救命士認定証を手渡した。
児童に応急手当の重要性や救急処置の方法を教えて、ジュニア救命士を育成する。加太小以外の市内10小学校の5年生以上を対象に順次実施する。
この日は、関分署の消防司令、宮﨑伊佐夫救命士が講師を務め、心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の取り扱いを説明した。児童らは、心臓に見立てたハート型の模型を使い、手のひらで1分間、百回以上をめどに押し続ける、心臓マッサージの実技をした。
6年生の上山葵さん(11)は「万が一の際には、学んだ心臓マッサージの仕方などを思い出して救助に協力する」と話していた。