三重県 紀宝町のクレーン会社に監督処分 定期検査不実施で

労働安全衛生法が定める移動式クレーンの定期検査をしていなかったとして、三重県は5日、紀宝町神内の森浦クレーン工業(森浦伸吾社長)に建設業法に基づく監督処分を出し、安全管理の徹底を指示した。

県によると、同法は少なくとも1年に1回は移動式クレーンの自主検査をするよう義務付けているが、同社は平成28年8月から同年11月までの間、移動式クレーンの検査をしていなかった。

クレーンのワイヤが切れて作業員がけがをする事故が発生したことをきっかけに、和歌山労働局が調査して発覚。新宮簡裁は3月、同社と森浦社長に同法違反で、それぞれ罰金20万円の略式命令を出した。

同社は県の聞き取りに「検査をするのを忘れていた」と説明したという。県は同社に関係法令の順守や社員研修の実施などを指示し、一カ月以内に対策の計画を文書で報告するよう求めている。