今年の主役は「獅子」 来月28日きほく灯籠祭 台湾とのつながり大切に 三重

【大灯籠のモチーフとなる獅子を持つ庄司実行委員長=紀北町東長島のふれあい広場マンドロで】

【北牟婁郡】今年で32回目を迎える三重県紀北町の夏の風物詩「きほく燈籠(とうろう)祭」が7月28日に開かれる。実行委らボランティアは毎夜、同町東長島のふれあい広場マンドロで主役を担う大灯籠の制作に励んでいる。燈籠祭実行委員長の庄司雅俊さん(42)は「多くの人に楽しんでもらえるように、実行委らは一丸となって取り組んでいる」と意気込んでいる。

今年のテーマは「人と人との繋(つな)がりを大切に」。祭りの担い手が減る中で、「ご縁」を大切にして、燈籠祭が長く続くようにとの気持ちを込めた。

大灯籠は「獅子」を制作する。実行委らは昨年に続き、今年1月に台湾を訪れ、3月に台湾嘉義市で開かれた「台湾ランタンフェスティバル」に出展するランタンの制作現場を見学し、現地の人と交流した。台湾では、獅子は縁起物とされ、各所で見られるという。台湾とのつながりを大切にしていこうと、制作を決めた。

大灯籠は高さ9メートル、最大幅8・1メートル、重さ1・8トン。約600個の電球で点灯させ、長島港一帯を打ち上げ花火と共に彩る。

燈籠祭当日、フェスで県が出展したランタンの一部を会場に展示する。県は観光交流を目的に、平成25年から毎年、フェスにランタンを出展。今年は東紀州をモチーフにしたランタンの制作を現地の人に依頼。友好の印に、馬越峠の石畳とミカンをモチーフにしたランタンの一部を譲り受けた。ランタンはマンドロのホールに展示してあり、開館時間中は自由に見学できる。