みやびな平安絵巻 明和町 斎王まつりで斎王群行 三重

【斎王まつりの「斎王群行」=明和町斎宮で】

【多気郡】伊勢神宮に仕えた未婚の皇女「斎王」をしのぶ第36回「斎王まつり」が2、3の両日、三重県明和町の国史跡斎宮跡一帯であった。同実行委員会(森田均代表)が主催。3日は斎王が京都から伊勢へ旅した「斎王群行」を再現し、沿道の見物客はみやびな平安絵巻を楽しんだ。

斎王は飛鳥時代から南北朝時代まで約660年間、天皇に代わって伊勢神宮の皇祖神、天照大神を祭った。天皇が即位ごとに未婚の娘から占いで選び、都から斎宮へ赴いた。「祈る皇女斎王のみやこ斎宮」として文化庁の日本遺産に選ばれている。

史跡公園「さいくう平安の杜」に復元した斎宮寮庁正殿で皇學館大学雅楽部の演奏が流れる中、公募で選ばれた斎王役の県職員中保友里さん(26)=津市=が十二単(ひとえ)姿で「葱華輦(そうかれん)」と呼ばれる輿(こし)に乗り、女官役や童役ら約80人とともに出発。復元整備した碁盤目状の大通りや古代伊勢道を通って主会場の斎宮歴史博物館へ向かった。