働き方、中小企業に助言 三重県、アドバイザー派遣へ 19日から応募受け付け

【「働き方改革アドバイザー」を務める(左から)田中、柴田両社長=松阪市役所で】

長時間労働の是正や休暇の取得を推進するワーク・ライフ・バランスを加速しようと三重県は公募で県内中小企業に「働き方改革アドバイザー」を派遣する。応募は6月19日から受け付け、13ー16社を選ぶ。

県の「働き方改革取組拡散事業」として実施する。事業を受託したアドバイザーが8月から半年間にわたり、一社あたり5回まで訪問。人材確保など課題の把握▽社内キックオフ▽改革方法の策定と目標設定▽進展状況の検証と改善支援―に当たる。

アドバイザーはコンサルティングを手掛ける「中部システムセンター」(津市一身田平野)の田中裕嗣社長(39)と、「クレア」(松阪市黒田町)の柴田佐織社長(47)が務める。

中部システムセンターは平成28、29の両年、ホワイト企業アワード西日本大賞を受賞。田中社長は「時間当たり生産性の意識が低く、時間をかければ成果が出ると思っている経営者がいる。社員の声を吸い上げてあるべき労働環境にしたい」と抱負を語る。

クレアは親会社の調剤薬局「エムワン」で働き方改革を進めた柴田さんが昨年設立した。「エムワンは離職率が高かったが、社内改革で有給休暇の所得率が跳ね上がり、採用エントリー数や新卒採用数が増えた。出生率も」と呼び掛けている。

6月19日に津市で鈴木英敬知事らが参加する「働き方改革キックオフセミナー」を開き、11月の中間成果共有会や来年2月の成果共有会&シンポジウムを予定している。問い合わせは中部システムセンター=059(232)3174=へ。