ネコギギ保護で大臣賞 鈴鹿高生、亀山市長に喜び 三重

【環境大臣賞の受賞を喜ぶ櫻井市長(前列右から3人目)と部員ら=亀山市役所で】

【亀山】野生生物の保護活動の功績を評価する、野生生物保護功労者表彰(主催・環境省、日本鳥類保護連盟)で、13日に環境大臣賞を受賞した、三重県の鈴鹿高校自然科学部の生徒12人は29日、亀山市役所の櫻井義之市長を表敬訪問し、受賞の喜びを報告した。同賞は全国で同校のほか、個人4人と1団体が受賞した。

同市と同校は平成29年6月、生息域外保全事業の一環として、ネコギギの保全を目的に飼育協定を締結している。

同科学部は、伊勢湾に注ぐ同市内の鈴鹿川水系に生息する、国の天然記念物で絶滅危惧種の淡水魚ネコギギ(ナマズ目ギギ科)の生息確認調査を19年度から始め、これまでに約百匹の生息を確認した。

29年7月には、6匹のネコギギを捕獲し同校で稚魚の増殖に成功。同年12月に稚魚9匹のうち2匹を放流、現在捕獲した成魚と稚魚計30匹を同校の水槽で飼育している。

櫻井市長は「皆さんの活動の評価が受賞につながった。若い力で環境保全を守る活動を展開してください」と祝福した。2年生の黒田悠介部長(16)は「先輩らが続けてきた研究の成果の結晶が受賞に結びついた。4月からの新入部員9人に、餌のやり方など飼育について伝授し、未来へ継承する」と話した。