いなべでクマ誤捕獲 放獣へ、地元住民らと協議 三重

三重県は29日、いなべ市内の山林で、雄のツキノワグマが誤捕獲されたと発表した。県はクマの出没に関するマニュアルに基づき、このクマを放獣する方針。地元の住民らと放獣場所について協議している。

県によると、同日午前6時ごろ、同市北勢町川原の山林で、イノシシを捕獲するくくりわなにツキノワグマがかかっているのを、わなの確認に訪れた地元の猟友会員が発見し、市に通報した。

見つかったクマは全長1メートル40センチ、体重94キロ。10歳を超えているとみられる。県の委託業者が麻酔銃でクマを眠らせた上で発信機を取り付け、専用のおりに移した。市の藤原庁舎に保管している。

現場は住宅から数百メートルほどの距離にある。マニュアルは集落から2キロ以上離れた山中に放すと定めており、県は放獣する場所を検討している。放獣後は1週間ほど発信機でクマの位置を特定する。