三重県議会特別委 障がい者条例案 差別解消へ前文決定

三重県議会の障がい者差別解消条例策定調査特別委員会(杉本熊野委員長、13人)は30日の会合で、障害の有無に関係なく暮らしやすい社会の実現をうたう条例案の前文を決定した。各会派に条例案を持ち帰り、次回会合で条例案を確定する。

前文では、障害者やその家族への理解が不十分だと指摘。障害者への差別や障害者の社会参加を妨げる要因を取り除くことを求め、誰もが暮らしやすい社会の実現を県民の「果たすべき使命」とした。

前文をめぐっては、委員らが障害者の社会参加を促す文言について議論。「障がい者が活躍できるようにしていく」という表現に対し、一部委員が「上から目線に感じるのではないか」と指摘した。

また、別の委員は「社会で活躍したい人もいれば、参加するだけで良い人もいる」として「活躍」と「参加」の両方を入れるよう要望。杉本委員長はこれらの指摘を反映した修正案を示し、委員らの承認を得た。

特別委は次回会合で各会派の検討結果を踏まえて条例案を確定。全員協議会で条例案を説明した上で、6月定例月会議の本会議で採決する。条例案が可決されれば10月1日から施行する。