菰野町 各地に伝わる民話語る 「真菰の会」が集い 三重

【「笠地蔵」を語る井上さん=菰野町の朝上地区コミュニティセンターで】

【三重郡】三重県菰野町の民話語り「真菰の会」(別府貴子代表)は27日、同町の朝上地区コミュニティセンターで、第11回「民話語りのつどい」を開いた。指導する川村喜佐講師(79)と会員5人が各地に伝わる民話6話を語り、百人余が聞き入った。手話通訳があった。

最高齢の井上宇助さん(90)は、心優しい老夫婦の家に、お地蔵さんが笠のお礼を届けに来てくれるという「笠地蔵」を語った。別府代表(70)は、平家一門をまつった阿弥陀寺を舞台に、平家の亡霊に取りつかれそうになった琵琶法師の話「耳なし芳一」を、身ぶり手ぶりを交えながら語った。

参加者らは、作務衣姿の語り部らの素朴な語り口に民話の世界に引き込まれ、1話終わるごとに大きな拍手を送っていた。同会は「民話語りで温かい心を」と、平成14年に結成。川村講師の指導の下で研さんを重ね、各地で民話の魅力を伝え続けている。