「与党信頼回復に専念」 自民・岸田氏、伊勢新聞社社長と面談 三重

【小林社長(右)と面談する岸田政調会長=津市大門で】

自民党の岸田文雄政調会長は27日、三重県津市内で伊勢新聞社の小林千三社長と面談し、「今は政治が大変な時期。政府与党として信頼回復に専念すべき」と語った。9月に予定する党総裁選への出馬については明言を避け、党の信頼回復に努める姿勢を強調した。

岸田氏は総裁選への出馬について「可能性はあるが、出るとも出ないとも言ってはいない」と説明。「今はやるべきことをやらないといけない。まずは終盤国会に専念する」と述べた。

小林社長が政治情勢について「経済的には安定していても対外的には不安がある」と指摘すると、岸田氏は「経済の安定は政権の支持率を維持する上で大事だが、信頼に関わる問題で影響が出ている」と財務省による公文書改ざん問題などへの懸念を示し、「政治への信頼回復は大事だ」と述べた。

所属する宏池会などから総裁選出馬に期待する声があることは「総理になることは重いことだが、派閥の目的ではない」と強調。その上で「どうやって派閥の政策を実現するべきか考え、必要であれば総裁選に出ることも考えなければならない」と含みを持たせた。

次の総裁選で「地方票」が増えることには「決選投票でも加味されるので地方票の重みは増している」と分析しつつ、「国会議員の数も前回より増えているため、全体でどの程度影響するのか読むのは難しい」とした。

この日は、伊勢志摩サミットの開催からちょうど2年目。当時外相を務めていた岸田氏は、G7首脳が出した「G7伊勢志摩首脳宣言」について「サミット後、北朝鮮やイスラム国の問題などに各国が取り組んだことで当時より物事が進んでいるはず」と語った。