三田火力跡地活用へ協定 尾鷲市と中電、振興策検討 三重

【協定を締結した加藤市長(左)と中部電力発電カンパニーの小野田社長=尾鷲市役所で】

三重県尾鷲市と中部電力は25日、同市国市松泉町の中部電力尾鷲三田火力発電所跡地の活用策検討に関する協定書を締結した。

同社は本年度中に同発電所を廃止すると決定している。協定に基づき、市と中部電力は今後、協議体を設立し、関連用地を含む約63万4千平方メートルの跡地利用として新たな産業振興策を検討していく。

市役所で締結式があり、加藤千速市長と同社副社長で同社発電カンパニーの小野田聡社長が協定書に調印した。

加藤市長は「協定が締結され、心強く思っている」と述べ、「より強固な関係で事業を推進していきたい。各関係機関や団体と連携しながらまちづくりに取り組みたい」と話した。

小野田社長は「地域の方と築いてきた関係をこれからも続けていき、尾鷲の皆さまのお役に立ち、地域が活性化していけるように最大限努力していきたい」と述べた。

市環境課などによると、市は今月11日付の文書で、同社に跡地利用として東紀州5市町で整備を進める広域ごみ処理施設の建設候補予定地として協議の開始を申し入れた。17日付の文書で「協議の申し入れにつきまして、承ることとさせていただきます」と回答があった。

鈴木英敬知事は同日のぶら下がり会見で「跡地の活用が地域の活性化につながると思うので、協定締結は大変有意義」と評価。「具体的な話になった場合は県としても積極的に参画したい」とした。