1億3460万円特殊詐欺被害 県内最高額、津の80代女性 三重

【津】津署は25日、三重県津市在住の80代無職女性が弁護士を名乗る男らに現金約1億3460万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。個人の被害額としては県警が平成16年から統計を開始して以来過去最高額で、オレオレ詐欺とみて調べている。

同署によると、女性方に3月ごろ、「熊本県の災害復興」を名目に「個人番号」を電話で伝えられたという。その後、別の電話で個人番号を教えるよう要求され、女性がそれを伝えたところ、弁護士を名乗る男から「個人番号を伝えるのは違法で訴えられている。取り下げのためにはお金が必要。口座に移す作業はこちらでやるのでキャッシュカードを渡して欲しい」と要求されたという。

女性は指示に従う形で3月23―4月26日まで3回にわたり、自宅を訪れた男にカード3枚を手渡し、暗証番号も伝えた。その後、口座に現金を振り込むよう指示され、14回にわたって合計約1億3870万円を入金した。

女性は5月18日、友人とともに同署に相談して被害が発覚。すぐに口座を凍結したが、既に1億3460万円が引き出されていたという。