鈴鹿市教委 臨床心理士の育成図る 鈴鹿医療科学大と協定 三重

【協定書に署名する中道教育長(右)と豊田学長=鈴鹿市役所で】

 

【鈴鹿】鈴鹿市教育委員会(中道公子教育長)と同市岸岡町の鈴鹿医療科学大学(豊田長康学長)は25日、同市役所で連携事業に関する協定を締結した。協定に基づき、同大学の大学院「医療科学研究科臨床心理学分野」に市内小中学校の現職教員らを対象とした特別推薦枠を設け、臨床心理士の育成を図る。

市ではスクールカウンセラーの数が不足しており、教員が臨床心理士の資格を取得することで、児童生徒の発達課題や不登校などについて対応する。このような取り組みは県内初という。

当面は毎年2人を市教委から推薦し、10人の臨床心理士を育成。全中学校区に各1人ずつ配置する計画。学費は自費。すでに4月から2人が入学し、勤務後に学んでいるという。2年間で臨床心理士の受験資格を得る。

ほかにも、協定締結により市内公立小中学校で同大学の臨床心理に関する研究や実習に協力することなどを取り決めた。

協定締結式では、中道教育長が「本協定が鈴鹿のこれからの教育の充実に貢献するものと確信している」、豊田学長が「大学の役割は教育と研究と地域貢献。互いにメリットがある連携を構築できれば」とそれぞれあいさつし、協定書に署名した。