伊賀の高い土地賃料問題 中岡市議は現れず 政倫審、再度出席要求へ 三重

【政治倫理審査会を欠席した中岡議員への対応を検討する委員ら=伊賀市役所で】

三重県の伊賀市が近鉄伊賀神戸駅(同市比土)の近くに設けたバス待機場を巡る問題で、賃貸借契約への関与が疑われている中岡久徳市議(70)に対する政治倫理審査会(安本美栄子会長、7人)は24日、3回目の会合を開いた。出席を求められていた中岡市議は「関与に当たるような行為は一切していない」などとして欠席。政倫審は中岡市議に出席を求める文書を再び送付することを決めた。

政倫審は16日の会合で、事実関係の確認や意見の聴取を目的に中岡氏の招致を決定。21日と24日のどちらかを選ぶよう求める岩田佐俊議長名の文書を中岡氏に送付した。中岡氏は議会事務局に「21日は難しい。また連絡する」と返答していた。

一方、中岡氏は23日、政倫審に出席しないことを通知する文書を岩田議長宛てに提出。出席を求める文書に添付されていた百条委員会の議事録などについて、中岡氏は文書で「職員らによる一方的な証言や作成資料の抜粋で何ら信用性がない」と主張した。

この日の政倫審では、委員から「(中岡氏に)反論があるなら政倫審の場で明らかにしてもらうべき。欠席裁判にしてはならない」「今度は(中岡氏に)出席する義務があることを文書で強調すべき」などと、中岡氏の出席を求める意見が相次いだ。

安本会長は中岡氏の主張を「いちゃもんとしか取れないことをおっしゃっている」などと批判。「議会の開会中なら(中岡氏は市役所に)来ているはず」とし、市議会6月定例会が始まる6月4日か翌5日に出席を求めることで、委員らの了承を得た。

市議会事務局によると、政治倫理条例は政倫審に出席を求められた議員には「協力義務」があると規定している。中岡氏は平成19年にも、養豚場の建設を巡って不当な介入をしたとの疑惑で、政倫審に出席しなかったとして辞職勧告を受けた。