候補者男女均等法が施行 三重県、女性国会議員は1人だけ 県議は6人、擁立に難しさ

選挙で候補者の男女比を均等にするよう努力義務を課した「政治分野における男女共同参画推進法」(候補者男女均等法)が23日、施行された。三重県内では女性の国会議員は1人だけ。県議会は女性6人と、男性の7分の1にとどまる。各政党は今後の選挙で女性の擁立に努める方針だが、家族の反対や環境面の難しさを語る声もある。

議員立法の同法は女性の政治参画を促す狙い。参院本会議で16日、全会一致で可決した。国会や地方議会の選挙で男女の候補者数が「できる限り均等」となるよう各党に自主的な取り組みを求めている。

県内選出の女性国会議員は自民党の吉川有美参院議員だけ。過去に女性が当選したが、同時期に2人以上はない。それでも県内選出の国会議員に占める女性の割合は14・2%と、全国平均の13・7%をわずかに上回っている。

直近の国政選挙は来夏の参院選。自民党県連は三重選挙区(改選数1)に吉川氏を擁立する。旧民進党系は「積極的に女性を擁立したい思いはあるが、女性の擁立を前提としているわけではない」(関係者)。

平成28年末の県議に占める女性の割合は12・2%で、内閣府によると全国の都道府県議会で12番目に高い。ただ、同法が定める「均等」にはほど遠い。

県議会で自民党公認の県議は1人だけ。党県連は次期県議選で新人を充てる選挙区に女性を擁立する方針だ。ある県議は「県連からは女性にするよう言われているが、立候補してくれそうな女性がなかなか見つからない。懸命に探したい」と話す。

最大会派の新政みえも次期県議選では積極的に女性を擁立する考え。一方、三谷哲央代表は「家族が反対するなど日本社会はまだ女性の立候補に抵抗があるようだ。育児との両立などハードルも高い。女性が参画しやすい環境も合わせて整えたい」と話す。