リフレッシュ目的が最多 尾鷲第4保育園 一時預かり保育が好評 三重

【半日保育を利用し、子どもを預ける女性(左)=尾鷲市古戸町の尾鷲第4保育園で】

【尾鷲】三重県尾鷲市は本年度から、保護者が出産や病気、一時的にリフレッシュしたい場合に子どもを一時的に預かる「一時預かり保育」を、尾鷲第4保育園(同市古戸町)で初めて実施している。

同市はこれまで一時預かり保育を実施していなかったが、市内から「緊急時に子どもを預かってほしい」などと声が上がり、新園舎の開園とともに新たに始めた。

同事業の対象は、市内在住で一歳から5歳までの未就学児。市内に住民票がない場合も、産前産後に限って受け入れている。専任の保育士が子どもを見ており、おもちゃ遊びや昼寝、同年代のクラスに入って他の子どもたちと交流している。

同園によると、4月1日の開園から18日現在、市内から8組、県外と市外から2組の1―2歳児が利用している。

市福祉保健課によると、美容院や買い物など保護者自身のリフレッシュのために預ける「私的理由型利用」が最も多いという。保護者からは「一時的に手を離れるのでリフレッシュになる」「同年代の子どもと交流ができる」と好評の声が上がっている。

市内に住む大川貴子さん(45)は半日保育を利用し、孫の山口莉愛ちゃん(2つ)を預けた。大阪府堺市に住む娘の結加さん(25)が今月第二子を同府で出産。自身も仕事があるため、今月末まで莉愛ちゃんを尾鷲市に住む大川さんに預けている。大川さんは「私も仕事があるので、一時預かり保育は大変助かっている」と話した。

一方、同園によると、毎日保育園に通わない分、子どもの性格や特徴などを把握しきれないところがあり、短期間での対応が難しいなど課題もあるという。

濵松寛行園長は「事業は喜ばれているので、浸透すれば利用者はさらに増えると思う」と手応えを示す。利用者が増えた場合に出てくる保育士の確保や部屋の大きさなどの課題については「市と協議しながら対応を考え、運営していきたい」と話した。