再犯防止へ支援を 社会を明るくする運動 三重県推進委員会で検事正

【「第68回社会を明るくする運動」県推進委員会であいさつする長谷検事正(中央奥)=津市一身田上津部田の県総合文化センターで】

地域を挙げて犯罪や非行を防止し立ち直りを支える「第68回社会を明るくする運動」(法務省主唱)の三重県推進委員会が22日、津市一身田上津部田の県総合文化センターであり、昨年の同運動の実施状況や本年の活動を協議した。

同委員会は鈴木英敬知事を委員長に官公庁、警察、福祉、教育、報道などの106の機関や団体で構成する。この日は委員長代理の稲垣清文副知事、長谷透・津地方検察庁検事正ら75人が出席した。

長谷検事正はあいさつの中で「今年の重点事項は犯罪や非行をした人を社会から排除するのでなく再び受け入れることが自然にできる、誰一人取り残さない社会の実現。昨年12月に策定された再犯防止推進計画に基づき積極的に推進したい」と協力を呼び掛けた。

議事に先立つ現況報告では津保護観察所の担当者が、刑法犯は戦後最少ながら再犯率は一貫して上昇しているとして「刑事司法のみの再犯防止施策には限界がある。出所後に地方公共団体が息の長い支援をすることで再犯者が減少する」と説明した。

議事では、昨年の同運動の内容を報告したほか今年の計画として7月の強調月間に合わせた街頭啓発や、小中学生対象の作文コンテストなどを承認した。