松阪市 中小企業ハンズオン支援事業 松阪豚専門店まつぶたに決定

【「中小企業ハンズオン支援事業」公開審査会でのプレゼン=松阪市日野町の市産業振興センターカリヨン別館で】

【松阪】三重県松阪市は21日、同市日野町の市産業振興センターカリヨン別館で「中小企業ハンズオン支援事業」の公開審査会を開いた。市内から公募して1社を選び、商品開発から販売、宣伝まで市が集中的に援助する。4社が応募し、「山越畜産 松阪豚専門店まつぶた」(同市高町、橋本妃里代表)の「既存商品『魔法の塩ポン酢』改良と健康意識の啓発活動で高齢者の健康寿命伸長計画」を選定した。

同事業は自治体初の取り組みとして昨年度から始め、第1号の三重化学工業(同市大口町)は医療分野の新ブランド「メディアン」を立ち上げた。今回はサービス業を対象に募った。

グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ協議会や県営業本部、県工業研究所などの6人が審査し、西村訓弘三重大学副学長が審査委員長を務めた。

プレゼンではカリヨンビルで和フレンチ「新上屋」を営むシティ・ホールディングスが「新上屋は本居宣長が賀茂真淵と出会い、人生を変えた場所。いい出会いを連想できるおむすびの形でムースを挟むどら焼きを試作中」などと発表。

審査委員らは「戦略と仕組みづくりが大事。本当にこれなら勝てるものを一個一個はっきりさせて掛け合わさないと。掛け算なのでぼやかしたものがあるとゼロに近づく」と質問したり助言した。

結果発表した西村委員長は「自分の強みを一番知っている人が選ばれた。サービス業は地域全体を変える可能性がある。まち全体を巻き込んで変えるんだという勢いで」と激励し、竹上真人市長は「松阪豚を世に知らしめてほしい」と期待した。橋本代表は「健康に良い特別な豚。全国にPRしていきたい」と意気込んだ。