百五銀 3月期決算発表 2期ぶり増収増益

【記者会見に臨む渡辺副頭取=津市丸之内の百五銀行丸之内本部棟で】

【津】百五銀行(本店・三重県津市岩田)が11日発表した平成30年3月期決算によると、単体の経常収益は前年比12・0%増の791億3千万円、純利益は29・5%増の109億5600万円で、2期ぶりの増収増益となった。

住宅ローンや中小企業向けの貸し出しが増え、不良債権処理額が減少したことが主な要因。

有価証券や貸出金の利息収入が増加し、資金利益は15億4400万円増の481億800万円。本業のもうけを示すコア業務純益は22億2100万円増の125億1100万円となった。

3月末時点の預貯金残高は、個人と法人の預金が増え、前期末比で1789億円増の4兆9103億円。貸出金残高は個人向け住宅ローンや中小企業向けの貸し出しが増加し、1613億円増の3兆1020億円で、初めて3兆円に達した。不良債権は84億円減の524億円となった。

31年3月期の業績予想は、金利の高い債権が償還時期を迎えて利息収入が減少することなどから、経常収益は14・7%減の675億円、純利益は19・7%減の88億円を見込む。11月19日に創立140周年を迎えることを記念し、年間配当金は50銭増の8円50銭とした。

同行丸之内本部棟(同市丸之内)で記者会見した渡辺義彦副頭取は、三重銀行(四日市市)と第三銀行(松阪市)が合併して設立した「三十三フィナンシャルグループ」の影響について「2行が統合したことで相対的に差が縮まり競争が激しくなる。シェアを広げるチャンスにしたい」とした。