熊野市が「イベント民泊」 三重県内で初、自宅提供者を募集 8月の花火大会向け

【説明会への参加を呼び掛ける井上さん=熊野市井戸町の市観光協会で】

【熊野】三重県熊野市は、毎年8月に開催している熊野大花火大会の期間中、市民の住宅の空き部屋を観光客らに提供する「イベント民泊」を県内で初めて実施する。自宅を提供してくれる住民を募集している。

観光庁が作ったガイドラインでは、イベント民泊は大勢の集客が見込まれるイベントの開催時に限り、宿泊施設が不足する地域で、自治体の要請で住宅を提供する場合、旅館業法に基づく営業許可を受けずに宿泊サービスを提供できる。

300年以上の歴史がある熊野大花火大会は同市最大のイベントで昨年は12万人が訪れた。

市観光協会によると、市内の宿泊施設が花火大会の数カ月前から満員となり、大会期間中に「泊まるところがない」といった声も出ている。イベント民泊を実施することで、宿泊施設不足の解消や住民との交流、観光客の消費拡大につなげたいという。

同協会は12日午後1時半―同3時半、29日午後3時―同5時、30日同に市文化交流センター(同市井戸町)で自宅提供者募集の説明会を開く。事前申し込み不要。イベント民泊の期間は8月16―18日の3日間。市の委託を受けた市観光協会がイベント民泊運営事務局を設置し、運営業務にあたる。

担当者の地域おこし協力隊の井上結子さん(34)は「宿泊施設が増えることで渋滞を避けたり、小さなお子さんを連れて来られたりできる。興味のある方は説明会に参加してほしい」と話している。

問い合わせは事務局の熊野市観光協会=電話0597(89)0100=へ。