松阪市 「旧長谷川邸」保存活用計画示す 31年度公開、運営見直し 三重

【松阪市教委が策定した旧長谷川家の保存活用計画】

【松阪】三重県の松阪市議会文教経済委員会(堀端脩委員長、7人)は8日、協議会を開き、市教育委員会が国重要文化財になっている伊勢商人の屋敷「旧長谷川邸」の保存活用計画を示した。平成31年度から一般公開し、管理・運営主体を見直す。

長谷川家が平成25年に土地、建物、資料を市に寄贈し、27年に県史跡・名勝、28年に国重要文化財にそれぞれ指定された。江戸時代の屋敷地だけでなく明治に入ってから造った庭園や大正座敷を回遊できる。

保存活用計画は国重要文化財の住宅と県史跡・名勝の庭園を対象とした2冊。日常の管理、文化庁や県との協議で使う。

旧長谷川邸の「本質的価値」について「屋敷地の拡大が示す伊勢商人の隆盛」「質素倹約の家訓にふさわしく落ち着いた庭園」とまとめている。

31年度に一般公開を始め、32年度から大規模な保存修理をしていく。管理運営は一般公開時をめどに見直すとしている。

委員は将来の管理体制を質問し、市教委は国重要文化財の旧諸戸家住宅「六華苑」(桑名市桑名)や濱日館(伊勢市二見町茶屋)は指定管理者が運営していると紹介し、「文化財を熟知した上で適正な取り扱いができる体制とする」と答えた。