津 浪曲の魅力知って 春野さんら講話と実演 三重

【浪曲の特徴を話す(右から)春野さん、前田さん=津市一身田上津部田の県総合文化センターで】

【津】浪曲を学ぶセミナー「楽楽浪曲塾~浪曲の世界へようこそ」が4日、三重県津市一身田上津部田の県文化会館であった。伝統文化を学ぶ県生涯学習センターの企画で、芸能史研究家の前田憲司さん(59)=鈴鹿市岸岡町=による講話と、国内外で活動する浪曲師の春野恵子さん、鈴鹿市出身の真山隼人さん(23)の実演に約240人が来場した。

セミナーは講演と実演の2部構成で1部では前田さんと春野さんが登壇した。

前田さんは「浪曲は節を付けて朗読する芸能。アドリブの要素が多く三味線は伴奏以上の役割」と特徴を紹介。古くから創造性を重んじる気風があり「師匠の芸そのままでなくひと味違う節に挑戦した」などと解説した。県ゆかりの浪曲師や作品に触れ「三重が舞台の話も多くあるのでぜひ楽しんで」と呼び掛けた。

2部では春野さんが「両国夫婦花火」のほか近松作品をビートルズの曲に乗せた「ロック浪曲」を披露。真山さんは「円山応挙の幽霊図」で名調子を聞かせ、地元ファンから「日本一」と声援を受けていた。