ボートレースで人に夢を 津出身の宮村選手、13日プロデビュー 三重

【デビュー戦を前に意気込みを語る宮村さん=津市藤方のボートレース津で】

【津】三重県津市出身の宮村勇哉選手(26)が、5月13日にボートレース津=津市藤方=で始まる「ビクトリーカップ」でプロデビューする。大学卒業後会社員をしながら養成所試験に挑戦を重ね1年間の厳しい訓練を今春修了し「応援してくれた人たちに走る姿を早く見せたい」と意気込む。

宮村選手は白山町出身。市立白山中から県立四日市工業高校、愛知県の名城大学へと進んだ。機械メーカーに就職が内定していた大学4年生のとき、生で見たボートレースの迫力と、松阪市出身の井口佳典選手の勇姿に衝撃を受け「人に夢を与えられる仕事。見る側よりやる側になりたい」と決心した。

当初は働きながら養成所試験を目指したが年2回の試験は不合格。「このままでは後悔する」と周囲を説得し退職して受験準備に専念し三度目の正直で約24倍の難関を突破して福岡県のボートレーサー養成所に最年長で合格した。

養成所入所後も厳しい進級試験があり入学者51人のうち修了できたのはわずか26人。夢をかなえた宮村選手は第122期生として日本モーターボート選手会三重支部に所属しボートレース津を拠点に先輩の指導を受ける。「先輩たちはターン一つとっても考える深さが違い短い時間でも内容の濃い練習ができている」と話す。

人生が180度変わる選択を後押ししてくれた周囲への思いを「両親は僕の思いを聞いて『好きなようにやれ』と応援してくれた。職場の人たちも喜んでくれている」と感謝する。

デビュー戦に向けて「一着を取りたいが、何着であっても一走一走大事にこれからにつなげたい」と目標を口にし「僕が井口選手に憧れたように僕のレースを見てボートレーサーを目指す子が出るような選手になりたい」と夢を語った。