津・一志パラサポート協会 「スギナ玄米茶」で地域活性化 国の総合化事業計画に認定 三重

【藤田地方参事官(左)から認定証を受け取る大窪代表理事=津市役所で】

【津】三重県津市榊原町の障害者就労継続支援事業所一志パラサポート協会(大窪久美子代表理事)が、スギナを使った茶の生産と販売事業で農水省の「6次産業化・地産地消法に基づく総合化事業計画」の認定を受けた。27日に交付式があり、大窪代表理事(62)に認定証が贈られた。

同認定は農林漁業者が策定した農水産物の生産・加工・販売を一体的に行う事業活動の計画について農水大臣が認めるもので、認定を受けると必要な資金の補助や専門家のサポートなどが受けられる。

同事業所はイチジクの生産・加工などを手がける川原田農園を運営母体に平成26年7月に設立。現在14人の障害者が就業継続支援B型事業所で農福連携に取り組む。

イチジクを栽培するハウス内に自生するスギナを有効利用できないかと同28年から研究を始め、試作を重ねてスギナと玄米をブレンドした「スギナ玄米茶」を完成させた。

交付式では東海農政局県拠点の藤田栄二地方参事官が「地域の中核となり活性化につながることを期待する」と述べ、大窪代表理事に認定証を手渡した。

同事業所職業指導員の川原田憲夫さん(74)は「6次化で収益が上がれば利用者の工賃が上げられる。認定を受けることで多くの人にこの事例を知ってもらえるといい」と話した。

スギナ玄米茶は5―6月から市内JAの産直場などで20パック入り1袋税抜き800円で販売する予定で、5年後には年間1500袋の販売を目指す。