三重県議会 自民分裂、新会派へ 定数増反対派の11人が離脱

【新会派結成の方針を発表する自民党の県議ら=三重県庁で】

三重県議の定数を増やす条例改正案に反対した自民党会派の11人が22日、新たな会派を結成すると発表した。定数増への賛否が入り交じる自民党会派を離脱し、反対の姿勢を明確に示す狙いがある。

4月1日付で結成する予定。会派の名称や役職も結成までに決める。これにより、自民党会派の分裂は確実な情勢となった。最大会派の新政みえに次ぐ第2会派も自民党会派から新会派に変わる見通し。

新会派には、水谷隆▽前野和美▽中森博文▽青木謙順▽津田健児▽服部富男▽中嶋年規▽小林正人▽野口正▽田中祐治▽木津直樹―の11人が所属する予定。他に数人の議員が加わる可能性もあるという。

11人のうち9人が記者会見に出席し、新会派の結成を発表。所属議員らで定数に対する考え方に違いがあったことや、会派に報告されずに条例案が提出された経緯を疑問視し、離脱を決めたと説明した。

中嶋議員は「信念や心情が異なる議員と同じ会派に所属することに疑問があった。失われた県民の信頼を取り戻したい」などと述べた。一方、選挙などでは自民党会派の議員らと連携する考えを示した。

定数増に反対する議員は条例案が提出された後、水面下で新会派の結成を模索してきた。19日の会派総会では、賛成派の議員らに「自民党会派の分裂もあり得る」との意向を伝えていたという。