「強力な候補」 カナダのレスリング協会、サオリーナ見学 東京五輪事前キャンプ地 三重

【施設内の設備について説明を聞くボーリュー氏(手前左)ら=津市北河路町のサオリーナで】

カナダのレスリング協会関係者は20日、2年後の東京五輪に向けた事前キャンプ地の候補として三重県津市北河路町の市産業・スポーツセンター「サオリーナ」を訪れ、アリーナやトレーニングルームを見学した。

選手強化委員長のジュリー・ボーリュー氏とリオデジャネイロ五輪でレスリングの監督を務めたアレックス・デビッドソン氏が訪問。17、18の両日、群馬県で開かれたレスリング女子W杯のため来日した。

サオリーナでは県レスリング協会の土方明郎理事長や、津レスリング協会会長で津市出身の女子レスリング五輪メダリスト吉田沙保里選手の兄栄利氏らが2人を出迎え、施設内を案内した。

2人はレスリング選手らの練習場所としてメインアリーナとサブアリーナ、トレーニングルームなどを視察し、アリーナの広さや設備を確認。吉田選手の業績を紹介するスペース「サオリウム」も見学した。

市職員は「メインアリーナでは6面、サブアリーナでは4面のレスリングマットを敷くことができる」と説明。「アリーナの屋根は自然光を効率よく取り込む設備になっているので明るい」とアピールした。

ボーリュー氏は「吉田選手が培った精いっぱい戦う雰囲気があるので、選手たちに良い刺激を与えるだろう」と評価。事前キャンプ地は「いくつか候補がある」と認めつつ「三重は非常に強力な候補」とした。

今回の視察は昨年9月にカナダを訪れた鈴木英敬知事がレスリング協会に事前キャンプ地としてサオリーナを紹介したことで実現。同協会の2人はサオリーナのほか市内の宿泊施設も訪れた。