分離時期を明記せず 伊勢病院の院長と事業管理者 市、条例改正案で報告 三重

【市立伊勢総合病院の院長と事業管理者を分離する時期を明記しない方針を議会に報告する市の担当者(手前)=伊勢市役所小俣総合支所で】

【伊勢】三重県伊勢市は19日の市議会教育民生委員会で、市立伊勢総合病院(同市楠部町)の院長と事業管理者を分離するための条例改正案について、分離時期を明記しないことを報告した。当初は、建て替え中の新病院が開院する平成30年度中を目指したが、実現するかは不透明になった。

市によると、伊勢病院は16年度から本業の医業収支が毎年赤字。16年度の医業収支は約2500万円の赤字だが、28年度の赤字額は9億5000万円まで増加した。市議会からは管理者と院長を分離し、新管理者は経営改善に専念するよう求める声が上がっていた。事業管理者は人事や予算編成などを担当する。

この日の市議会では品川幸久議員が「条例施行後1年以内」など、時期を明記すべきと求めたが、市の担当者は「市長がしかるべき時期にしかるべき人を任命する」と述べ、時期を明記しない理由を明らかにしなかった。

市の担当者は委員会後の取材に「当初は30年度を考えていたが、(実現できるか)分からなくなった」と話した。新事業管理者の人選のめどは立っていないという。