バイオマス技術で湯を提供 多気町とアクアイグニス、リコー 開業予定施設のボイラーで協定 三重

【協定書を示す(左から)立花社長、久保町長、中村本部長=多気町役場で】

【多気郡】三重県の多気町とリゾート運営「アクアイグニス」、事務機器メーカー「リコー」は26日、町役場で複合リゾート施設「アクアイグニス多気」(同町前村)の中核施設「薬草の湯」に木質バイオマスボイラーで湯を供給する協定を結んだ。

癒やしと食がテーマのアクアイグニス多気は2年後に開業予定。薬草の湯は約10億円かけて造り、季節ごとに効能がある県内の薬草の湯を提供する。ボイラーはリコーが設置し、県内の森林から切り出して製造する木質チップを燃やす。

久保行央町長は「林業活性化と森林保全につながる」と期待。アクアイグニスの立花哲也社長は「建物も木を使い、古くなったら張り替え、循環するコンセプト。もともとまきで湯を沸かした。もう一度山の木を使う。PRできるようボイラーを見えるようにしたい」と意気込みを語った。

リコーの中村昌弘事業開発本部長は木質チップを年間約1800トン使い、少量のチップで効率よくエネルギー供給できると説明。同約6万5千トン消費する同町西山の木質バイオマス発電所「多気バイオパワー」と比べ小規模となっている。