松阪 北海道名付け親たたえる 生誕200年・命名150年 武四郎まつりにぎわう 三重

【武四郎まつりで輪踊りを披露する静内民族文化保存会員=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】

【松阪】武四郎まつり実行委員会(久保宏明委員長)は25日、三重県松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎(1818―1888年)をたたえる「武四郎まつり」を開いた。武四郎の生没月の2月に開き、23回目となる。今回は生誕200年と北海道命名150年が重なった。

武四郎は幕末、アイヌの協力を得ながら蝦夷地を6回探検し、内陸部を含む詳細な地図と調査記録を残すとともにアイヌに対する和人の虐待を告発した。明治政府の役人に就き、蝦夷地に代わる名称としてアイヌ語の「カイ(ここに生まれた人)」を使った「北加伊(カイ)道」を提案した他、アイヌ語に基づく各地の地名を上申していった。

久保委員長と竹上真人市長は武四郎を全国発信していきたいとあいさつ。鈴木英敬知事は「武四郎さんの偉業を思うと寛容な気持ち、他の人を受け入れる気持ちが大事だなと今思う。教訓」と呼び掛けた。

静内民族文化保存会がアイヌ古式舞踊を披露し、ムックリ(口琴)の音色を響かせ、輪踊りや鶴の舞を舞った。劇団松阪ドラマシティが武四郎劇を公演。地元と北海道の特産品や武四郎鍋、武四郎バーム、武四郎弁当を販売し、にぎわった。