伊賀市売却の土地から鉛 基準値の32倍 購入企業、契約解除要請へ 三重

三重県は23日、伊賀市が自動車部品メーカー「エクセディ」(大阪府寝屋川市)に売却した伊賀市小田町の旧上野運動公園体育館の敷地から、最大で溶出量基準値の32倍の鉛が検出されたと発表した。周辺の生活環境への影響はないという。

県によると、エクセディは昨年12月26日、社員寮を整備するため、市から約1億1千万円で土地を購入。同社が敷地内の西側3カ所と東側1カ所の計4地点を調査したところ、いずれも鉛の溶出量基準値を上回った。付近を水源とする井戸水は基準値以下だった。

市管財課によると、この土地は旧体育館が建設される前は水田だった。旧体育館の建設時に使われた盛り土に鉛が含まれていた可能性があるという。

エクセディの担当者は「土壌汚染がないという前提で売買契約を結んだ」としており、市に契約解除を求める方針。市は「協議中」とした。