尾鷲 新商品開発の成果発表 地元の特産品を使用 三重

【新商品の説明をする事業者の担当者ら=尾鷲市朝日町の尾鷲商工会議所で】

【尾鷲】三重県尾鷲市の特産品を使った新商品の開発や販路拡大などを目的とする食の産業開発促進事業「おわせいっぴんLABO」の成果発表会が17日、同市朝日町の尾鷲商工会議所であった。

同事業は、同商議所が市の委託を受け、昨年7月から市内の飲食業者や食の専門家らと意見交換しながら新商品の開発を進めてきた。

この日は水産加工会社「三和水産」、海産物加工販売「金盛丸」、レストラン「葉っぱがシェフ」の3業者が開発した新商品を発表した。葉っぱがシェフの平山浩介さんは尾鷲の海洋深層水と甘夏を使った塩を開発。「ミカンの皮を塩漬けにして香りが出るように試行錯誤した」などと述べた。開発した商品は今後、販売していくという。

また、商品開発に携わった高知工科大地域連携機構松﨑了三特任教授と「良品工房」(東京都)の白田典子代表がそれぞれ講演。松﨑特任教授は「商品開発していく中で、付加価値を高め差別化を図ることが大事」と説明。

白田代表は、商品の中身は変えず、パッケージのデザインを変えることで売り上げが伸びた事例を紹介。カツオ節と昆布の粉末を「赤ちゃんも喜ぶ離乳食」などの文字や乳児のイラストを入れて子供用品売り場に並べると売り上げが伸びたという。白田代表は「客の購買動機を考えてそれに合ったメッセージを考えることが大切」と話した。