松阪市、一般会計691億円 30年度当初予算案、8.7%増 合併特例債事業で過去最大 三重

【当初予算案を発表する竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県松阪市は7日、平成30年度一般会計当初予算案を発表した。前年度比8.7%増の691億6000万円で、過去最大規模となった。31年度に発行期限が迫る合併特例債を使う事業のため。竹上真人市長は「子育て、教育関係に重点配分した。チャレンジする予算」と特徴づけた。

歳入では、市税が1.1%減の211億1000万円。市債は鎌田中学校の改築などで78.1%増の97億円。市債残高は30年度末で321億円を見込む。竹上市長就任前に比べ10億円増えるが、増加分は31年度に償還する。

歳出では、人件費が退職手当の増額で2.8%増の102億8000万円。普通建設事業費は79.8%増の111億1000万円。ふるさと納税の寄付目標は前年度の2倍の6億円で、返礼品の特産品PR事業費は2億5000万円。

子育て支援では、保育園を利用していない家庭などを対象に県内初の予約なしの一時預かり事業を、病児・病後児保育をしている小児科で953万円かけて始める。保育園三園を8億5434万円かけて改築し、定員を150人増やす。

子ども医療費は31年4月から、未就学児の窓口無料化と、中学卒―18歳の自己負担3割の半分の助成を始めるため、3139万円かけてシステムを改修する。

障害者雇用を兼ねた広葉樹苗木生産モデル事業に100万円を計上。クヌギの苗木作りを松阪飯南森林組合の指導を受けながら福祉施設で取り組む。ドングリ拾いから苗床の土作り、育苗、植樹まで手掛ける。

観光交流拠点施設(同市魚町)の31年度開館を控え、「まつさか歴史・文化案内人養成講座」を予算40万円で開講。松阪公民館のショッピングセンター「マーム」(同市船江町)への移転に合わせ「市民大学講座」を予算68万円で開く。

県内初のフルマラソン実現に向け、準備事業費377万円を計上。2020年度開催を目指す。

主な事業は次の通り。

はるるの土日曜事業拡大=29万円▽スマホ子育てアプリを使った子育て支援=103万円▽嬉野保健センターへの子育て世代包括支援センター設置=105万円▽小学校でのフッ化物洗口=74万円▽事務負担軽減の保育園ICT化推進・非常勤事務職員配置=2881万円▽幼稚園空調設備整備=1億1565万円▽コミュニティ・スクール設置に向けた学校マネジメントコーディネーター派遣=239万円▽道の駅「飯高駅」芝生広場改良・源泉掘削工事=4989万円▽防犯カメラ設置補助金=100万円▽津波避難計画策定費=906万円▽河川監視カメラ設置工事費=657万円▽鈴の音バスの路線拡充=213万円▽松阪駅西地区複合施設の基本構想を考えるワークショップ開催=190万円▽飯南・飯高地域の遊歩道・登山道・案内看板整備=1239万円▽田舎暮らし移住交流促進事業費=609万円