至学館大と三重県、就職支援協定 「U・Iターン」促進 吉田副学長「三重で活躍を」

【協定を結んだ(左から)鈴木知事、谷岡学長、吉田副学長=三重県庁で】

三重県と至学館大(愛知県大府市)は6日、三重県内での就職を支援する協定を結んだ。県が大学と就職の協定を結ぶのは11校目、同大にとっては初となる。県庁で開いた締結式には、津市出身で女子レスリング五輪金メダリストの吉田沙保里さんが副学長として出席。「たくさんの人に三重で活躍してもらいたい」と語った。

県内出身者が地元に戻って就職する「Uターン」や、他県の出身者が県内で就職する「Iターン」の促進を目的に締結。至学館大から締結の依頼があって実現した。県は企業の情報を大学を通じて学生らに提供するほか、大学が開く就職関連のイベントに出展する。

至学館大によると、同大と学生数は短期大学部を含めて1634人で、三重県出身者が約1割を占める。毎年度、40人ほどが県内から入学しているという。昨年3月に卒業した県内出身者は43人で、うち29人(67・4%)が県内で就職した。

この日、鈴木英敬知事と谷岡郁子学長が県庁で協定書に署名。谷岡学長は「至学館には元気で明るく懲りないタイプの学生が多く、県の風土に合っていると思う。若い人たちが幸せになり、すてきな家庭を築くことができる三重と至学館をつくりたい」と述べた。

吉田さんは「三重出身で至学館大に行って強くなることができた。協定によって三重の人たちが地元で活躍してくれたらうれしい。全国から三重に来て頑張ろうと思う人も増えれば、もっと盛り上がると思う。三重を広められるよう頑張りたい」と語った。

鈴木知事は「県民にとって誇りの吉田副学長が同席しての締結を喜ばしく思う。至学館から県内へのUターンやIターンは多いが、協定を機に取り組みを加速させたい」とあいさつ。三重とこわか国体に向けてスポーツ選手の支援に努めていることも紹介した。