三重県部活動ガイドライン 最終案、策定委が了承

【三重県教委が示した最終案について話し合う県部活動ガイドライン策定委=津市栄町1丁目の吉田山会館で】

教員の長時間労働を是正するために公立中学・高校の部活動の運営を考える「三重県部活動ガイドライン策定委員会」の会合が31日、津市栄町一丁目の吉田山会館であり、県教委が中学で週2日以上、高校で週1日以上の部活動の休養日を設定すると定めた最終案を示した。委員らはおおむね承認し、本年度の会合を終了した。ガイドラインは県教委の承認を得た上で、3月末に公表する。

策定委は市町教育長会や校長会、体育文化団体、PTAなどの代表ら13人で構成。昨年9月から会合を重ね、今回で3回目。昨年11月に示された中間案では委員から「実態を踏まえた内容にすべき」との意見が出たため、県教委が修正を加えて最終案を示した。

最終案では、中間案と同じく休養日は中学で週2日以上、高校で週1日以上を設定し、休養日のうち1日は土日とすることを明記。平日の活動時間は中学が2時間以内、高校が3時間以内とし、長期休業を含めて休日はいずれも4時間以内と定めた。

委員らが前回指摘した大会などで土日に部活を休むのは難しい場合については「事前に校長の承認を得た上でできる限り同1週に休養日を設定する」と補足。過去の事故を踏まえ「指導者は活動場所で指導」「児童生徒の輸送は公共交通機関」などの文言を加えた。

また、県教委は昨年12月15日―今月15日までに県民から集まった中間案に対する意見について報告。43個人・団体から80件の意見があり、うち2件について最終案に内容を反映。ハラスメントの是正を指導者や教員に求める内容などを追加した。

委員らは最終案に対し「ダンス部のように文化部とも運動部とも扱われない部もある」として一部の文言には修正を求めたもののおおむね内容を了承。来年度以降については「実行性のあるものにするため、引き続き委員会を設けるべき」という声が上がった。

県教委は最終案に修正を加えた上で3月末にガイドラインを公表。来年度から県内の公立中学・高校で運用する。