伊勢市消防 消火栓、アプリで位置把握 東海3県で初の利用 三重

【消火栓や防火水槽の位置情報を表示する無料アプリ「全国水利台帳」=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県の伊勢市消防本部は29日、管内の消火栓や防火水槽の位置情報を検索できる無料アプリ「全国水利台帳」の利用を開始したと発表した。大規模火災や災害時に、管外から応援に駆け付ける消防などが使用することを想定し、消火活動の効率化につなげるのが狙い。アプリの利用は東海3県で初めて。

市の情報を公開する「オープンデータライブラリ」事業の一環。消火栓や防火水槽などの水利情報をアプリの製作会社に提供した。消防本部によると、管内の消火栓は3833カ所、防火水槽は686カ所に設置されている。

アプリでは火災現場を建物の名称や住所で検索すると、グーグルマップ上に付近の消火栓をHマーク、防火水槽をWマークで表示する。防火水槽をクリックすると水槽の容量が見られる。現在地から火災現場付近までのナビも表示する。

鈴木健一市長は29日の定例記者会見で「管内の複数箇所で火災が発生した場合は消防団の活動が重要。このアプリを活用し、迅速な消火活動につなげてほしい」と話した。

消防本部は来月、消防団の会議でアプリを紹介し、利用を勧める。県内の他の消防にも周知していく。